


消費電力をきちんと把握するには、サーバなどのIT機器ごとの消費電力を正確に計測することが不可欠です。しかし、そのために計測器を片手にIT機器ひとつひとつを測って回るのは、膨大な手間がかかるので現実的ではありません。
そのような企業の課題を解決するソリューションが、ラリタンのインテリジェントPDU(電源タップ)の「Dominion PX」、および電力管理ソフトウェア「Power IQ」です。
Dominion PXの大きな特長は、アウトレット(コンセント)ごとに消費電力をリアルタイムで正確に計測できる点です。PDU全体やセグメント単位でしか計測できない製品とは異なり、各IT機器の消費電力を個別に見える化できるところが強みです。
節電をより適切に実施するには、ピークなどのトレンドも把握する必要があります。そのためには、時間ごとの消費電力の情報を継続的に記録し、分析する仕組みが必要です。
Power IQは複数のPDUの計測データを収集・保存し、消費電力などを実測値ベースでモニタリング・統計できます。トレンド情報をグラフ化するなど、分析も瞬時に行えます。マルチベンダー対応であり、他社製PDUも含めて一元管理できます。
電力計測・分析とともに、サーバルームの温度調整も節電対策には有効です。Dominion PXはラック周囲の温度を測れるセンサもオプションで追加でき、Power IQで記録・グラフ化できます。

さらなる節電対策として、使用しない時間帯は電源を自動でオフにするなど、IT機器の運転制御の自動化が挙げられます。エージェントレスでグレースフルOSシャットダウンが行えるPower IQと、アウトレットごとに通電・非通電をリモート制御できるDominion PXなら、あらかじめ設定したスケジュールに沿って、IT機器を自動でシャットダウン/起動できます。他にも、ファンをPDUにつなげてラックが一定以上の温度に達したら稼動させるなどの自動化も可能です。

このような消費電力の計測に基づく対策がどうしても困難な場合、節電/計画停電の対象地域外にIT機器を移管するという選択肢が考えられます。しかし、物理的に遠く離れるため、トラブル対応などに不安が残ります。
その問題解決に有効なツールが、遠隔地のサーバのキーボード、モニタ、マウスをネットワーク経由で操作可能とするラリタンのデジタルKVMスイッチ「Dominion KX II」です。ソフトウェアによるリモートデスクトップなどと違い、OSがハングアップしても機器を直接操作できるため、リブートするなどして即時に復旧できます。日々のメンテナンスはもちろん、BIOSレベルの設定変更やOSのインストールなども遠隔地から行えます。
さらには、ネットワーク機器などを遠隔操作する「Dominion SX」、そしてそれらをシングルサインオンで統合管理できる「CommandCenter Secure Gateway」も組み合わせれば、すべてのIT機器を単一コンソールから制御できます。

このようにインテリジェントPDUと電力管理ソフトウェアの組み合わせによって、消費電力を見える化することで、適切な節電対策の計画立案・実施・評価が可能となります。その上、近年はハードウェアの低価格化が進み、電気代抑制の重要性が増すなか、節電による電力コスト削減も適切に推進できるでしょう。
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