デイジーチェーン接続や2重化構成を活用 |
| 管理フロアからの管理光景。HDCのスタッフは主にここから管理 |
HDCのデータセンタ(iDC)は、サーバラックを収容するサーバフロアが2フロアあるほか、ヘルプデスクフロアと監視・管理フロアが用意されている。サーバフロアは同一ビル内の隣接階だが、階段またはエレベータを使って移動する必要があることに違いはない。システム構成面で中核となるのはParagon II P2-UMT1664Mだ。サーバフロア1に設置され、フロア内のユーザステーション 8台とフロア内の全サーバが接続されるほか、サーバフロア2に設置されたParagon II P2-UMT442 2台がカスケード接続されている。また、別途設置されたヘルプデスクフロアにはP2-UMT442が2重化構成で設置されており、これもサーバフロア1のP2-UMT1664Mに接続されている。P2-UMT1664Mが全体を集約する役割で、個々に必要な箇所ごとにP2-UMT442が分散配置されている、という構成だ(
※構成図参照)。
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| デイジーチェーン接続のラック背面は配線がすっきり |
サーバを接続するためのCIM(コンピュータ インタフェース モジュール)には、デイジーチェーン接続のZ-CIM(P2ZCIM-PS2またはP2ZCIM-USB)が使用されている。ZCIMは、複数のサーバのKVM(キーボード ビデオ マウス)出力をデイジーチェーンで接続するため、Paragon IIとサーバの間での接続ケーブルの本数を大幅に削減できる。仮に、19インチ サーバラックに1Uサーバをフルに42台接続したとすると、通常であれば42本のケーブルがサーバラックからParagon IIまで伸びることになるが、ZCIMであればサーバラックとParagon IIの間のケーブルは1本に集約される。使用されているケーブルはCat5のUTPケーブルで充分細いものだが、iDCのように多数のサーバが高密度で集積される場所では、本数が増えた際のケーブルスペースの問題は無視できなくなってくる。ZCIMを利用することで接続をシンプルにし、スペースの無駄も避けられる。ユーザへのラックの割り当ては必ずしもラック丸ごととは限らず、1/2ラックや1/4ラックでの割り当てもあるので、ZCIMの配置もラック単位ではなく、ユーザごとに分離するようになっている。