Raritan - KVMスイッチでサーバとネットワークの運用管理を効率的に
    
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株式会社 北海道電子計算センター
www.lilac.co.jp/hdc/
福居氏は、「ソフトウェアによるソリューションもあるが、HDCではサーバ運用に使うため、ソフトウェアでは不安があった。業務終了時にシャットダウンしたサーバを朝再起動したときに障害が生じると、OSが起動する前の段階で止まってしまうこともある。こうした状況に対してはソフトウェアでは対応できない。また、こうした画面のコピーを取りたい場合に、普通のドロアのモニタでは画面をデジタルカメラで撮影するしかないが、Paragon IIではソフトウェアを使って画面をキャプチャできるのも便利だ。故障対応のために保守会社に連絡する際に、画面に表示されているメッセージ全てのメモを取る手間と時間が節約でき、確実に状況を伝えられる。今では、Paragon IIなしで現状の台数のサーバを運用することはとても考えられない」という。

ネットワークグループ(iDC担当)主任の木下 恵蔵氏も、BIOSレベルでの監視ができる点と、Cat5 UTPケーブルを使用する点をメリットとして強調している。iDCのような環境では、UTPケーブルは必要な長さのケーブルを自作できる環境が整っていることが珍しくなく、HDCでも自作ケーブルを使うことで無駄のない最適な配線を実現しており、「同軸ケーブルを使うタイプだとケーブルが太くて邪魔になる」(木下氏)という。
Webやマニュアルを参照しながら作業ができて楽
ラックごとにKVMを用意するのではなく、ユーザコンソールを使用することの利点として福居氏は、「Webやマニュアルを参照しながら作業ができる」点も指摘した。障害対応の場合などでは、まず状況を把握した上で適切な技術情報を参照して対処方法を決定する、という流れになる。この場合、障害を起こしているサーバでWebを参照できるとは限らないし、ユーザのサーバを預かっているような場合では、そもそもユーザのサーバでWebアクセスするわけにはいかないという状況もある。そこで、ラックのところまで行って現状を把握し、自席に戻ってWebを参照して技術情報を集め、再度ラックに戻って作業を行なう、という形で何往復もすることになってしまう。いくら近いとはいえ、何度も繰り返すことによる無駄は無視できない。ユーザステーションを使用して遠隔からBIOSレベルで監視できれば、ラックに行ったのとほぼ同じレベルの状況把握ができ、さらに技術資料等も手元に用意して任意に参照しながら作業ができるので、一回の障害対応に要する時間自体も大幅に短縮できるという。
福居氏は、「少ない人数で運用しているので、事務所からあちこちのサーバラックに行ってドロアからモニタを出して作業して、という形で特定のサーバに張り付いてしまうのは避けたかった。Paragon IIがあれば、事務所にあるターミナルから作業ができるので、そのたびごとにラックまで行かなくて済む。システム運用の作業が多く、2フロアに多数のラックを置いているので、作業のたびにラックまで行くようだともっと大勢いないと無理だが、HDCでは4名で300台以上を運用できている」と語る。

サーバ運用の省力化や効率化がますます求められるようになってきている中、大量のサーバの状況把握を現場に出向いた場合とほぼ同等のレベルで行なえ、必要な操作を全て遠隔から行なえるParagon IIの機能は、iDCのような環境に有効で、HDCの運用効率改善にも大きく貢献している。Paragon IIの機能を駆使し、安全なサーバ運用に努めるHDCの挑戦はこれからも続く。

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