Raritan - KVMスイッチでサーバとネットワークの運用管理を効率的に
    
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東急建設株式会社
http://const.tokyu.com/
電力管理を自分たちの手で

吉村課長によると、データセンタの賃料は、サーバを設置する面積よりも、供給電力量が占める割合の方が大きいため、社外のデータセンタを利用する場合、当然ながら、コストの制約が生じるので、サーバの消費電力を管理することが大きなポイントになるという。

「例えば、100Vで20Aの系統を1つ用意してもらった場合、例え、1Aしか使わなくても、20Aの料金を支払わなければなりません。どれだけの電力を使ったかではなく、どれだけの電力を使える環境を用意してもらったかで課金されるわけです」
しかも、サーバを移設したデータセンタのビルは築年数が長く、1ラック当たりに供給してもらえる電力量は最大で4KVAという条件が示され、100Vで20Aの系統なら1ラック当たり2本までしか持ってこれないという制約が生じることになった。

「もともと、サーバのリプレースも考えて、1ラック当たり6割の搭載を予定していましたが、6割を積んでしまうと4KVAを軽く超えてしまうことが分かりました。なぜ、超えるかというと、各機器メーカによる公称の定格電力で計算するからです。これまでの経験から、定格電力を使うということは、まずありません。大体、定格電力の40%くらいを見ておけばいいというのが、一般的に言われているラインです」

しかし、メーカにとっては、あくまでも定格電力が安全な数字であり、一般的に言われているラインを認めることはできない話だ。
「メーカから厳密な計算シートをもらい、自分たちで計算して各ラックに4KVAで収まるよう配置するわけですが、メーカは、その計算結果までは保証してくれません。ツールは提供するが、ユーザの責任でやってくださいということなので、計算ミスがあったらアウトなんです」
さらに、データセンタから供給される電力も名目上は20Aだが、実質的には16Aが上限ということも判明した。

「細かく計算してぎりぎりで積んでいるから、実際に、今、各コンセント毎にどれだけ電気を使っているかを知ることが必要不可欠となりました。それが可能なPDUをインターネットで検索したところ、ラリタンのDominion PXしか、そういう機能を持っているPDUはありませんでした」

オプション機能でラック内温度を測定
ラック脇に2台ずつDPCS12-20L-Jを設置
ラック脇に2台ずつDPCS12-20L-Jを設置。クランプメーターで電流を図っていた頃に比べ「時系列で電力情報が見られる」のがありがたいという。

昨年10月に1回、12月に2回、今年2月に1回と、順次、本社のサーバをデータセンタにある10個のラックに移設して、1台ずつ電源を入れながら慎重に確認して作業を進めてきたという。
「半年間の成果として最も大きかったのは、60台~70台のサーバを移設して、電力の上限を超えなかったことです。それも、結果的に超えなかったということではなく、きちんと監視しながら、数字として裏付けを取れたのがよかった。何段階かに分けたのも、一気にやって電力の制御ができないと困るので、計算値と実測値の確認を繰り返しながら、次のステップに進むことができました」

他にも、UPSがオーバースペックで導入されていたりと、実測して始めてわかった事実があったそうだ。最終的に12ラックのうち11ラックにサーバが移設されたが、Dominion PXは、当初から12ラックに2個ずつ合計24個が設置されている。

「個別コンセントの情報を保存しておけば、SMNPプロトコルを使って自作のソフトでグラフ化して見られるので、ピーク時でも大丈夫ということも確認できます」

Dominion PXの導入で、もう1つの機能として重宝しているのが、オプションとして用意されていた温度センサーだ。「ここのデータセンタのラックは、一般的な開放型のタイプではなく、珍しい密閉型のタイプなんです。ラックの上下に通気口が備えられていて、天井にはファンが回り熱を排出する仕組みになっています。空気の流れは確保されているものの、やはり、密閉型ということで温度が気になり、温度センサーも用意しなければと考えていましたから、Dominion PXに付加機能として付けられたのはありがたかったと思っています」

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