自宅から、出先から、障害に即応できる体制に
トムソン・ロイター・マーケッツは全世界規模で事業を展開するグローバル企業だが、日本国内に映像配信システムを設置/運用する現実的な理由があるという。それは、TVの映像信号の方式の違いによる。ヨーロッパやアジア各国ではPAL方式による映像信号が使われているため、ロンドンの拠点からの直送でも対応できるが、日本ではNTSC方式が使われているため、日本向けに信号変換を行なう必要がある。アジア地域の中でも日本の市場規模は極めて大きいことから、同社でも日本国内にデータセンタを確保して映像信号の変換や配信を行なっている。
TV局や新聞社といったマスメディアに対する写真、映像配信も行なわれていることから、データセンタは信頼できる外部の事業者が運営する拠点を利用しているが、信頼性やセキュリティが高度なことの裏返しで、入室は簡単ではない。何か障害が発生した際にデータセンタに駆けつけ、入室して対応作業を行なうのでは、作業開始までにも長い時間が掛かってしまう。落合氏は、「迅速な対応を可能にするには不可欠だと判断してDominionシリーズの導入を決意した」と語る。導入にあたっては、20年来のパートナー企業である株式会社ティ・アイ・ディが全面的にバックアップした。「ティ・アイ・ディには、弊社の顔であるメディアサービス(写真、映像配信)の設置からメンテナンスまでサポートしてもらっています。特にメンテナンスは日本独自のサービスとして、24時間365日体制でオンサイトサポートを行ってもらっています。ティ・アイ・ディの柔軟なサポートのお陰でスムーズな運用が行えています」と落合氏は語る。
導入の効果は、休日夜間のサポート体制に如実に表れているという。「ロンドンのシステム部門にラリタン製品を操作できるスタッフがおり、日本が夜でもロンドンから監視できるようになったので助かっています。実際、ロンドンから障害発生の電話を受けて、自分のPCからリモートアクセスして復旧にあたったこともありました。何度かトラブルが発生しましたが、自宅からでもオフィスにいるのと同じ環境で作業でき、即座に対応できるため、いずれもトラブル発生から1時間以内で復旧できています。サービスの品質を高め、安定した運用を実現する上でもラリタンの機器が大きく貢献していますね」。
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トムソン・ロイター・マーケッツのサーバルーム。オペレーションルームは別に設けた。リモートアクセスが可能になったことで「静かで落ち着いた環境で仕事ができるようになった」という。
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ラックマウントされたDKX2-232。 |