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北海道総合通信網(HOTnet)
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北海道総合通信網(HOTnet)

北海道総合通信網(HOTnet)

北海道総合通信網株式会社は2007年4月からハイエンドユーザ向けの新ホスティングサービス「マネージドホスティングサービス」を開始。アプリケーションのインストールもリモートから行える、より柔軟なサーバ運用環境を提供している。これを実現しているのが仮想メディア機能を搭載したKVMスイッチ Dominion KX IIと統合管理機器CommandCenter Secure Gatewayだ。
●インフラからシステム構築・運用までさまざまなニーズに対応

北海道総合通信網株式会社(以下、HOTnet)は、北海道を中心に光ファイバネットワークを使った通信サービスを展開している。自社保有の光ファイバ網は、総延長1万km超。広域イーサネットサービス「L2L」を始め、インターネット接続サービス「HOTCN」、ASP事業、企業ネットワークインフラの構築運用など“ネットワークソリューションカンパニー”としてユーザの幅広いニーズに応えている。

●仮想メディア機能による高度なサービスを計画

そんな中、2007年4月に新たな法人向けネットワークシステムソリューション「S.T.E.P(ステップ)」を立ち上げた。このソリューションは、HOTnetが提供するアプリケーション、セキュリティ、サーバ・ミドルウェア、運用管理などのネットワークサービスを、ユーザが自由に組み合わせてシステムを構成できるのが特徴だ。運用開始後の構成の変更や拡張にも柔軟に対応できるという。ホスティングサービスも「マネージドホスティングサービス」として進化し、ユーザ自身がサーバのセットアップやメンテナンスをIPネットワーク経由で行うことができる。
HOTnetではこの新サービスを特徴づける機能として、リモートからコンソールに近い感覚でサーバを操作でき、ソフトウェアのインストールも行える環境を計画した。そのため、ダットジャパン株式会社との協業により、同社の「コマンドセンター」内にリモートアクセス専用ルームを用意。ここから、約2km離れたHOTnetの札幌ネットワークセンタ内に設置したサーバを、KVMスイッチを介して操作する方式とした。リモートから、ソフトウェアのインストールやファイルの転送を実行するには「仮想メディア機能」が必要となる。HOTnetでは、その機能を備えたKVMスイッチを用意し、テストを実施した。

●実機テストで浮かび上がったいくつかの課題

「あるメーカーの製品をテストしていたのですが、安定性に難があったことや、サーバをリブートした場合に、画面が現れて次の操作ができるまで15分ほどかかるなど、いくつかの問題点がありました。操作に慣れていない方にとっては、操作ミスをしたのではないかと不安になることも予測できたため、別の機種を検討すべきだという結論に達しました。Webで仮想メディア付きKVMスイッチを探したところ、アメリカのRaritan WebサイトでDominion KX II(以下、DKX2)を見つけました。日本ではまだ発売されていませんでしたが、ちょうどInterop Tokyo2007が開催される時期でRaritanが出展するとあったので、担当の八田に早速現地に行ってもらいました」とMSPグループの山田博之氏は製品選定時を振り返った。

●優れた安定性がRaritan製品を選択した理由

「会場で製品についての詳しい説明を受けました。導入に障害となる要素は全くなかったので、早速テスト用の実機を取り寄せました。それが届いてからは、萩野谷と一緒に2週間付きっきりでテストを重ねました」と八田直樹氏。「安定性」「仮想メディア」「使い勝手」の3点を重点的にチェックしたという。
「サーバへのアクセスはもとより、さまざまなメーカーのデスクトップPCやノートPC、色々なOSとの相性を試しました。この結果セッションも途切れることなく、使えば使うほどDKX2の安定性が明らかになっていきました。操作はWebブラウザベースですし、メニューもわかりやすい。何より仮想メディアによるファイル転送もドラッグ&ドロップで直感的なのがよかった。これならお客様にも安心してご利用いただけると確信が持てました」と萩野谷拓郎氏はテスト期間を振り返る。
サーバのリブートを例にとれば、起動のプロセスがBIOS画面からすべて表示されるため、正しく再起動していることを確認でき、これが安心感につながるという。
「お客様の利便性と使い勝手向上を考えて行き着いた答えがDKX2でした」と山田氏。サーバに特別なソフトウェアをインストールすることなく利用できるシンプルな構成も決め手となり、同社は3台のDKX2 を導入。さらにそれらを統合するCommandCenter Secure Gateway(以下、CC-SG)を、バックアップ用を含め2台導入。CC-SGによりWindows、Linux合わせて20台のサーバへのアクセスがシングルサインオンで実現、管理画面も一元化された。HOTnetは2008年1月からは仮想メディア機能を活かしたホスティングサービスを本格稼動させている。

●他部署や他サービスへの導入も視野に

DKX2とCC-SGの導入により、HOTnetのサーバ保守体制も変化した。まず管理コンソールがサーバルームと離れ、会社内のどの場所からでもアクセスできるようになったことで快適な環境下での管理が可能になった。通話がサーバのファンの音にかき消されることもなく、作業効率がアップしたという。さらに、CC-SGによってDKX2配下の全サーバが統合表示されることで、メンテナンスもCC-SGの管理画面からすべて行えるようになった。
「CC-SGで管理者やユーザごとにアクセス権限を設定すれば、DKX2ごとに設定を行う必要がないので楽です。お客様の数が増えれば新たに設定をする必要が出てきますが、その作業をCC-SG上から簡単に行えるのがいいですね。管理に付随する、こうした細かな作業を効率化する上でもCC-SGは有効です」と八田氏。
同社は今後、ネットワーク障害への対応やハウジングサービスでのサーバメンテナンス、自社用サーバの運用管理用途にもRaritan製品を活用していくことを検討している。

北海道総合通信網株式会社
北海道総合通信網株式会社
http://www.hotnet.co.jp
■導入目的
ハイエンドユーザ向けホスティングサービスの提供。リモートからアプリケーションのインストールを行えるようにし、ユーザ自身による運用をサポート
■導入製品
CommandCenter Secure Gateway 2台
Dominion KX2-416 3台
      
■構成図 >> ダウンロード
■導入効果
サーバへのアプリケーションインストールがユーザ側で可能
サーバの運用監視をリモート実行できる環境を整備
ログインの一元化、管理画面の一元化による作業効率アップ
山田博之氏
山田 博之氏
北海道総合通信網株式会社
ネットワークソリューション部
MSPグループ
八田直樹氏
八田 直樹氏
北海道総合通信網株式会社
ネットワークソリューション部
MSPグループ
オペレーションチーム
萩野谷拓郎氏
萩野谷 拓郎氏
北海道総合通信網株式会社
ネットワークソリューション部
MSPグループ
オペレーションチーム
CC-SGの管理画面からメンテナンス。監視チームと保守チームが連携して24時間365日体制でサーバを守っている
サーバルーム内に設置されたCC-SGとDKX2