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【コラム】ネットワークケーブルでアナログ信号の伝送?! ― 意外と多い、UTPソリューションの勘違い ―

公開日 2007/10/17

ラリタン製品の中には「UTPソリューション」と呼ばれる、Cat5eのUTPケーブルを機器間接続ケーブルとして使用する製品がたくさんあります。Cat5eケーブルといえば、通常イーサネット用ケーブルとして広く普及しておりますので、つい「イーサネット信号を伝送している」ケーブルと思いがちです。

しかし、ラリタンのKVMスイッチとサーバを接続する場合、若干様子が異なります。

   サーバ → CIM(発信機)→ UTPケーブル → KVMスイッチ

と伝送されている信号は、サーバのキーボード、マウス、ビデオから出てきた電気信号を当社独自のプロトコルに変換したアナログ信号です。また、Paragon II シリーズのように、KVMスイッチ(UMT)とユーザステーションとの接続に使われているUTPケーブルにもアナログ信号が伝送されています。

さらに、「デジタルKVM」と呼ばれている、TCP/IPでアクセス可能なDominion KXやDominion KX II シリーズの場合も、サーバ → DCIM → UTP ケーブル →DKX本体までの伝送は、当社独自のアナログ信号です。これを、DKX本体の中でデジタル信号に変換し、操作用クライアント端末までの通信をTCP/IPで行います。デジタルKVMスイッチとはいえ、サーバからDKX本体までは、あくまでアナログ信号が伝送されているのです。このことを踏まえておくと、機器の設置や増設、障害の切り分けなどがしやすくなります。

ちなみに、当社のKVMアナログ信号用配線では、

  1. Cat6のほうがCat5eより伝送品質が優れている
  2. UTPケーブルよりSTPケーブルのほうがノイズに対して強い

といったイーサネットなどのLAN配線の常識が正しいとは限りません。当社では、Belden社のUTPケーブルを推奨しております。その理由として、多くのLAN用ケーブルと異なり、ヨリ線の被覆が一体化している、信号の到着の誤差が通常のLANケーブルより少ないなどの利点が挙げられます。短距離の配線ではあまり影響はありませんが、長距離の場合には効果があります。

 

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